12月のひまわり
「どうだろうね~絢香ちゃん可愛いもん」
悪ぶれずニコニコと笑う悪友をみてため息が零れた
「お前の女グセの悪さは変わらないな」
「キョウも変わらないな…」
龍司が少しトーンを落していつものように俺を呼んだ
昔から本名のアカツキというのは呼び難いらしく
暁=キョウと呼ばれていた
「まぁ…女と遊ばなくなったぐらいで、
そのシャンパンゴールドの髪も話し方も何も変わらない」
龍司は身を乗り出して俺のシャンパンゴールドの髪を掴んだ
「うるせぇーよ」
笑って龍司の手を払い除ける
「それが今やイラストレーター様ですもんね」