戦国武将恋愛上等
「待てって言ってんのが聞こえねぇのか!!ブス」
いきなりまた現れた佐助に捕まる。
『やだぁ、離せぇ』
ジタバタ動く私。
「ちっ!」
ドスッ!とナナカを気絶させる佐助。
『うっ・・・』
「佐助、やばーん!この子かわいそうじゃね?」
「うっせぇなぁ、ジタバタ動くからわりーんだよ」
「モテないぞ」
「…うるせんだよっ」
「わははっ!キレたキレた!」
「ぬぐぐ!」
「おい、そのへんにしとけよ…幸村様が待ってるから」
「あ?ああ。そ〜だな」
そのころの武将たち☆
「あの女、変な服着てなかった?」
「たしかにそうだね…ふわぁ」
「…良いじゃねーか!結構可愛かったし」
「なにか、とても短い布をはいていましたね。お館さま」
「うんうん」
「ヤラシイ奴だなぁ、幸村くん」
「何を!?」
「ハハハ!たしかにな。そんなにも見ていたのか?」
「貴様!」
「信長さま、言い過ぎですよ。」
「うるさいぞ、光秀」
「いえ、幸村君はあの人を先程まで敵の忍者だと思っておりましたので、観察するのは当たり前かと…そうですよね?幸村君?」
「は、はい。」
侮れないな、明智殿。
「幸村様、つれてきましたが暴れたので気絶させてしまいました。申し訳ありません!」
「いや、ご苦労様…」
「それにしても、猿飛…遅かったな。いつものお前なら10分もかからないのに」
「申し訳ありません。捕まえるのに少し口論がありまして…」
「そうか、ご苦労だったな……」
小声で…
"惚れるなよ"
と信玄。
「わ、わわわ、わかっております!!」
「?」