戦国武将恋愛上等


「待てって言ってんのが聞こえねぇのか!!ブス」
いきなりまた現れた佐助に捕まる。

『やだぁ、離せぇ』
ジタバタ動く私。

「ちっ!」
ドスッ!とナナカを気絶させる佐助。

『うっ・・・』


「佐助、やばーん!この子かわいそうじゃね?」

「うっせぇなぁ、ジタバタ動くからわりーんだよ」

「モテないぞ」

「…うるせんだよっ」

「わははっ!キレたキレた!」

「ぬぐぐ!」

「おい、そのへんにしとけよ…幸村様が待ってるから」

「あ?ああ。そ〜だな」











そのころの武将たち☆

「あの女、変な服着てなかった?」

「たしかにそうだね…ふわぁ」

「…良いじゃねーか!結構可愛かったし」

「なにか、とても短い布をはいていましたね。お館さま」

「うんうん」

「ヤラシイ奴だなぁ、幸村くん」

「何を!?」

「ハハハ!たしかにな。そんなにも見ていたのか?」
「貴様!」

「信長さま、言い過ぎですよ。」

「うるさいぞ、光秀」

「いえ、幸村君はあの人を先程まで敵の忍者だと思っておりましたので、観察するのは当たり前かと…そうですよね?幸村君?」

「は、はい。」
侮れないな、明智殿。










「幸村様、つれてきましたが暴れたので気絶させてしまいました。申し訳ありません!」

「いや、ご苦労様…」

「それにしても、猿飛…遅かったな。いつものお前なら10分もかからないのに」

「申し訳ありません。捕まえるのに少し口論がありまして…」

「そうか、ご苦労だったな……」
小声で…
"惚れるなよ"
と信玄。


「わ、わわわ、わかっております!!」

「?」










< 13 / 27 >

この作品をシェア

pagetop