隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
お金は持っててないからやっぱり友達の家かな…。
「でも京哉って…」
失礼だけど友達少ないよね…?
友裕かな…それか宮本くん?
んー…友裕に電話しよ。
『………もしもし…』
「えっと…友裕?」
『おぉ!!大野じゃん!!』
「あのさ…京哉来てない?」
『あれ?家出でもされた?』
「いるかだけ教えてくれる?」
『いませんよ。京哉は俺の家知らねぇと思うし』
「あ、そうなんだ。じゃあね」
『おい。それだけかよ』
「うん。それだけ。バイバイ」
あたしは電話を切った。