隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
「はぁ―…恋したいなぁ…」
『美愛モテるんだから』
「モテる!?まっさかぁ―!!」
『………あんたねぇ…』
「あ、じゃあそろそろバイバイ」
『………バイバイ…』
はぁ…。
今日は楽しかったけど…なんだか疲れちゃったなぁ…。
10時30分か……。
もういいや。今日は寝よう…。
そしてあたしは眠りについた。
―――――――…
〜♪〜♪
アラームよりも先に、着信音が部屋中に鳴り響いた。
「ん―…?」
こんな朝早くに…誰…?
ケータイを手に取り、目をこすりながら電話に出た。
「………もひもひ?」
『…もしもしだろ?』
「…ほえ?だれぇ?」
ケータイを耳から離し、ディスプレイを見てみた。
《前川》
「…ま……前川!?」
『そうだけど?』
「…あれぇ?なんで番号?」
『昨日メールで教えてきただろ』
「あ…そうだっけ…?」