隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-

第３章 大切な人

「まぁうるさいひよこちゃん達」

「美愛…あんたねぇ…」



ひよこちゃん達。


それは京哉に群がる女子の事。



「最初から前川くんはあんな感じだったじゃん？」

「そ―だっけ？」



確かに朝ああ言ったけど…。



―――――――…



─京哉。お願いなんだけど─

─なに？─

─あたしとの事秘密にして─

─なんで？嫌？─

─嫌じゃないけど…京哉は“クー　ル王子”なんだよ？あたしとつ　きあってる事知られたら大変な　事になるでしょ？─

─別にいいじゃん？─

─とにかく今まで通りでいてね─

─まぁ美愛が言うんなら…─

─ありがと─




―――――――…



………って言ったけど!!


言ったけどさぁ!!!!


そんなにあたし以外の女と仲良くしなくてもいいでしょ!?



「むかつくぅ―!!!!」

「いいじゃない。美愛も前川くんが好きっていう表れでしょ」

「え？」

「妬いてんじゃん」



妬いてる…？


そうなのかな…？