隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
「〜〜〜っ!!いったぁ―い!!!!実咲ってばどこ狙ってんのよ!!あたしぬけるから!!!!」
実咲の腕が当たってしまった女は怒ってどこかへ去っていった。
「京哉!!すりむいてる!!!!」
「…さっき擦ったみたいだな」
「なんであたしを…」
「バカだな…美愛は」
「え…」
「好きな女助けて何が悪い?」
「京哉っ………」
悪くないよ…むしろ嬉しい…。
でも…ケガさせてしまった…。
「京哉っ…ごめん……あたしが…ちゃんとしてたら…」
「かすり傷ぐらいで大げさ」
「でもっ………」
かすり傷だとしても…京哉をケガさせてしまった…。
「これ貼って…」
「…絆創膏」
京哉…。
「…大野さん!!」
「あ…先生…」
裏庭にやってきたのは音楽の先生と同じクラスの人達だった。
「実咲さん!!あなた達なにしてるの!?」
「えっ…やば…」
「待ちなさい!!」
せ…先生……勇敢…。
「美愛っ!!」
「心華…」
「よかった…」
………心華…。
「はぁ―…ビックリした…。京哉突然音楽室飛び出してくし…」
「え…」