隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
第4章 2人の亀裂
「いつからなの!?」
あの一件の翌日、あたしは朝から京哉との交際について質問攻めを受けていた。
はぁ…しつこい……。
「………少し前…」
「へぇ―…」
はぁ…やっぱ女子苦手……。
ガラッ
「あ!!京哉くんおはよ〜♪」
「………はよ」
みんなの前では“クール王子”なのね…。
「………おはよ…?」
「…おはよう」
あたしにはまともに返事をしてくれた事にホッと胸を撫でおろす。
「京哉くんって大野さんには優しいんだね」と小声で呟かれた。
「うん…そうなんだよね…」
「じゃああたしたちはこれで♪」
そう言って女の子はあたしの下を離れて行った。