隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
「…で、どうしたの?」
心華は真剣な表情であたしを見つめていた。
「…キスしたいって言われたの…みんなの前だったから、何言ってんのって言おうとした…」
「うん」
「そしたらね…あたしをカーテンの中に引き込んで…周りに見えないようにそうしてくれた…その時はまだよかったの…でも…もう1回キスされた…」
「うん」
「普通のキスじゃなくて…その…苦しい方で…あれって…抱かれる時とかにするのでしょ…?」
「まぁ…そうじゃない?」
「キスは…普通のがいいっていうか…あれは…心の準備がいるの…学校なんだし…だから…拒んだの…1回で普通のキスなら…別によかったんだよ…でも無理矢理で…怖かったの…」
「…ん―…複雑ねぇ…」