隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
え…自転車…?
そして足音がどんどんあたしの下に近付いてきた。
「美愛」
「けい…や…?」
もう来ないと思ってた人が…あたしの目の前にいる…。
「え…どうして…」
すると京哉はあたしをキツく抱きしめてきた。
「京哉…?」
「美愛ごめん。俺ダメだ。美愛に側にいてほしい。やっぱり美愛が大切なんだ。別れたくない…」
…言ってほしかった。
あたしが大切だと。
離れたくないと。
あたしが必要だと。
別れたくないと…。