隣の甘々彼氏 -甘すぎる危険な毎日-
第7章 先生と生徒
ど…どどど…どうしよう…!!
ヤ…ヤバイよ…。
ち…ちち…近いって!!
そっと先輩の手が、あたしの右耳に触れた。
「そ…そうせんぱ…」
「可愛いねぇ…美愛ちゃん♪」
「やっ…やだ……せんぱっ…」
ぎゅっと目をつぶり、唇を噛みしめる。
一筋の涙が、左頬を伝った。
「やっ…やめて……先輩にはっ…奈津…せんせいっ…が……」
「奈津はねぇ…確かに好きだよ?でも今は、色っぽい顔した君に、凄く興味があるんだ…」
「いやっ……やめてっ………」
先輩の左手があたしの両腕を押さえつける。