地球の勇者と宇宙戦争
子供のルカ:
ルカ(子供)「炎神様、私と逃げよう!」

御神体を手に持ち、社を跳び出した。
何処に逃げればいい?

しかし、目の前に、帝国軍が現れた。

帝国軍「それが炎神か。あの娘が手に持っている銅像を奪え!娘は殺せ!」

怖い、足が竦んで動かない!
助けてっ!

、、、、、、、、、、、、、、、、

竜神の村の村人「長老、様、ルカは、うま、く逃げ、られるで、しょうか、」

長老「大丈夫、じゃ、あの、子は、内に、大きな力、を秘め、ておる、炎神様も、きっと、あの子を守っ、てくれる、あの子な、ら、もしかしたら、炎神様、に力を、貸し、て頂くこ、とも、でき、るかも、しれん」

竜神の村の長老:
帝国が恐れるもの、それこそがルカなのかもしれない。

、、、、、、、、、、、、、、、、、

帝国軍「女、それをよこせっ!」

帝国の兵士が、御神体を奪おうと手を伸ばしてきた。その手が御神体に触れようとした、その瞬間、御神体が炎に包まれた。
兵士はその炎に手を焼かれて、叫び声をあげて飛び退いた。

ルカも驚いたが、御神体は全然熱くない、しかし、確かに凄い勢いで御神体は燃えている。

帝国軍「おのれ、魔性の女め、抵抗する気か!
怯むな、全員で取り囲め、殺してしまえ!」

何人もの兵士がルカの周りを取り囲んだ。

意を決したように、その内の一人が斬りかかってきた。それに、勇気づけられ、他の兵士も次々にルカに斬りかかる。

ルカ(子供)「う、あ、」

ルカは怖くて目を閉じた。

しかし、聞こえてきたのは、兵士達の悲鳴だ。
再び目を開けると、ルカの周りで兵士達が炎に包まれ、転げ回っている。
目の前で人が燃えていく。

ルカ(子供)「う、ああ、怖い、怖い、」

ルカはその場に座り込んでしまった。体が震えて動けない。

ルカ(子供)「助けて、お父さん、お母さん、」

目を瞑る、誰か、誰か、助けて!

ルカの震える手を、誰かが摑んだ。

誰かの声「一緒に逃げよう!」

少年の声だった。

目を開ける。














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