地球の勇者と宇宙戦争
ナタク(子供)「俺は、ナタク。
師匠と旅をしていて、この村に立ち寄っていた。そしたら、帝国の奴らが村を襲い始めて、俺達にも、襲いかかってきた。師匠は帝国軍をくいとめてくれて、その時、俺に、逃げろって、、。」

隠れながら、逃げながら、ナタクという少年はルカに話していた。

逃げまわった挙句、結局村に戻ってきた。

なんでこんな事になったのか。

ルカの目の前で、昨日まで平和に暮らしていた村が燃えている。
昨日まで、元気だった村の人達が燃えている。
ルカ(子供)「おじいちゃんが、お母さんが、お父さんが、うあ、うああ、」
ルカが震えている。

見ていられなくなった、ナタクはルカを抱きしめた。

ルカ(子供)「うあああああああああああ、うあああああああああ、」

ルカが泣きだした。歯止めがきかなくなったようだ。

ナタク(子供)「ヤバイ、大声を出したら、見つかってしまう、」
でも、ルカが泣くのは、仕方がない、よく、今まで我慢していたと思う。

どうしよう?
そうだ、この中で、ルカの親達が、殺されているとしたら、まだ魂は、近くを漂っているはずだ。俺の魔術で、少しの間なら、魂をここに呼んで対話することができる。ルカを正気に戻してくれるかもしれない!

辺りの魂を探る。凄まじい怨念と、無念を感じる。これをルカが感じてしまえば、さらにルカを追い詰めてしまう。ルカを想う気配はないか?、、あった!その魂に意識を集中する。この魂だ、頼む、ルカを助けてくれ!

ありったけの力を使い、ルカの前にその魂を呼び寄せて、その魂の声をこの世と繋ぐ。

、、、、、、、、、、、、、、、、

ルカの母親:
誰かは分からないけど、少年が、私の魂をルカの前に飛ばしてくれた。少年をみると、私を見て、

ナタク(子供)「ルカを助けて下さい。」

そう言った。
ルカ、良かった、生きていた。でも惨い、この現実は生きている方が辛いのかもしれない。
ルカの母「可哀相に、こんなに、泣いて、ルカ、聞こえる?お母さんの声、聞こえる?」

ルカに触れようとした。それが叶わないと知りながら。でも、この手はルカの頬に触れた。驚いたが、すぐにルカの持っている炎神様の力だと分かった。炎神様ありがとうごさいます。

ルカが私を見た、

お母さん、、







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