地球の勇者と宇宙戦争
ルカの母親と父親「ルカ、行きなさい。」

そう言うと、お父さんとお母さんは消えた、、
いや、確かに感じる。
私の側にいる。

ルカ「うん。」

、、、、、、、、、、、、、、、、、

ルカ:
あの時、私は、お父さん、お母さんを安心させてあげたくて、
強くなろうって、思ったんだ。

でも、この過去を振り返ることに、なんの意味があるんだろう?

風の竜なんて、ここにはいないんじゃない?


誰かの声「お主は、誰じゃ?ルカ、、?」

声をかけられた。振り返ると、長老の魂がいた。

、、、、、、、、、、、、、、、、

竜神の村の長老「風神様はこの山の頂上の社に祀られておる。しかし、何十年も前に、そこへの道は、土砂が崩れて塞がっておる。
なんとか、道を作り直そうとしていたが、
あまりに規模が大きくて、途中で諦めてしまった。しかたがないので、村から山の頂上へ、祈りを捧げている。今もまだ社があるかどうかもわからん。しかし、ルカ、大きくなったな、
ルカ、辛くないか?、
儂らは、お前に辛い役目を背負わしてしまった。本当にすまない。」

ルカ「謝らないで、おじいちゃん。私は、私が思うように生きている。誰の為でも、ないんだよ。今は、幸せなんだ。」

、、、、、、、、、、、、、、、、

ルカ:
風神様の社は、風雨に晒されてボロボロだった。
中に御神体が祀られていた。

ルカ「風神様、お願いします。私に力を貸してください。」

御神体から風が吹いてきた。声が聞こえる。

御神体「ルカ、私は事情は全て分かっている。
お前は、力を得る事で、更に大きな戦いの中に、巻き込まれていくだろう。お前は、それでいいのか?お前がやらなければならない理由はないはずだ。」

ルカ「いいの、風神様。私は、守りたい人がいる。誰の為でもない、自分の為に戦っている。
自分勝手な私だけど、風神様の力を借りる資格、あるのかな?」

御神体「そうか、ルカ、お前は私の子供のようなもの。力を貸さない訳はない。受け取れ。」



< 26 / 33 >

この作品をシェア

pagetop