地球の勇者と宇宙戦争
ナタク:(ナタク目線で進行します)

いつもと同じ、退屈でも忙しい一日が、訪れるはずだった。

決められた何かに従って、その日その日を、人々は生きていく。

誰も抗うことはできない、人々に余裕はなく、いつも何か、何処か、違う場所に居場所を求めて生きている。

助けてくれ、このいつまでも続く、螺旋階段のような日々、
ここから、連れ出してくれ、

人々からそんな声が聞こえてきそうだ。

さめざめと雨が降る、澱んだ空に、祈りは滲んだ。

そんな願いを受け止めたのか、突如、空が割れた。

黒雲を裂いて現れた、光る船。

ナタク「あれはっ!」

そして、その船からいく億もの光が放たれた。
それは綺麗な螺旋を描き、真っ直ぐに地上に降り注いだ。

ナタク「何をする気だっ!これは、まずい、バリアをっ!!」

瞬間、音のない爆発、辺は真っ白になり、何も見えなくなる、
そして、爆音、凄まじい爆音とともに、全てが粉々になった。

見渡す限り、何も存在しない世界が出来上がった。

俺は、その真ん中で生きていた。

ナタク「まさか、本当にまたやって来るとは…。早く、ルカに知らせないと。」

上を見上げると、船が移動し始めた。

ついに来た、神々の再来。






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