地球の勇者と宇宙戦争
勇者には恋人がいた。

かつて、彼女は恋人の為に、戦った。

彼女は戦いの後、「私は永遠の命を授かった、再び訪れる神々との戦いの為に、
この力を誰にも利用されない様に、深海に身を潜める」と言った。
でも、一人生きているのは辛い、

恋人は言った、「俺も一緒に生きよう、俺にも魔法をかけてくれ、
そして、俺は地上と君を繋ぐ者になろう。」

そうして、二千年が過ぎた。

その間、2人は地球を見張り続けた、争いが絶えない世界に、
自分達の居場所は見つけられない。


、、、、、、、、、、、、、、、

ナタク:

あれから2000年、よく待ち続けられたものだ、
彼女、ルカと一緒にいられたのは、俺にとって幸せだったが、
ルカにとっては、辛かったのではないか?

しかし、今回は前とは比べものにならないくらいの圧倒的な攻撃だ。

こんなものに、彼女は勝てるのか?

だが、その為に今まで生きて来た、だが、何故そこまでしなくてはいけない?

彼女を危険な目になど、あわせたくない。

俺も彼女を守る為に、今日まで修行してきた、絶対に彼女を守る為に。

生きてくれ、みすみす敵の前に彼女を差し出すことなどできない。

俺に1人で奴らを倒す事ができれば、

どんな方法がある?

まず敵を知らなければ。

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ルカ:(ルカ目線で進行していきます)
遠くにいても、彼の心の声が、聞こえてくる。

彼の気持ちは有難い。

できることなら、自分も戦いたくなどない

彼の側にただずっといられたら、

この2000年の間、待ち続けられたのは、彼のおかげ。
彼が側にいてくれたから、
それは、自分の運命よりも、なによりも勝る幸運だった、幸せだった。

それは、一度世界を救った自分への御褒美だと思っていたりした。

そんな日々を過ごせたのだ、やはり、
私は今、戦わなければいけない。



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