線香花火~ひと夏の小さな恋~
はっとして振り向くと、クラスメイトの風間周一。

かなりチャラい。

「風間くん・・・」

はっきり言うと、あんまり話したことがない。

いつもけっこう一人でいるタイプで、グループ行動はない。


「よっ。そういえば、今日の朝、本郷と一緒に行ってたな。」

「えっ!?」

会っていきなりこんな事言うから、びっくりしてしまった。

「いつもそうなの?」

ちょっとそのまなざしが怖かった。
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