線香花火~ひと夏の小さな恋~
校門が近くなった辺りで、私たちはぱっと別の方向にちらばる。
それまでの、他愛のない楽しい会話が、まるで無かったかのようにぱっと消える。
校門近くには、優馬のファンがたくさんいる。
だから、私なんかと一緒に歩いていたら、大変になってしまうから。
「じゃ。また後で。」
「うん!じゃあね!」
私は元気よく手を振った。
優馬も、軽く手を上げた。
それまでの、他愛のない楽しい会話が、まるで無かったかのようにぱっと消える。
校門近くには、優馬のファンがたくさんいる。
だから、私なんかと一緒に歩いていたら、大変になってしまうから。
「じゃ。また後で。」
「うん!じゃあね!」
私は元気よく手を振った。
優馬も、軽く手を上げた。