線香花火~ひと夏の小さな恋~
アイスクリームを二つ分買ったり、ジェットコースターに乗ったり、パレードを見た。

不思議と、優馬といると会話が絶えない。

話が合って、じゃれ合ったりする。だから、すっごくすっごく楽しい。

もう、夜ご飯時になって、私のお腹もぐーっと鳴った。

それも、偶然優馬のお腹の音と重なった。

私たちは顔を見合わせて、笑った。

「お腹すいたろ。メシ食おう。」

優馬は、いつでもリードしてくれるので困らない。
私たちはちょっと奮発して、高級な景色の良いレストランに入った。
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