線香花火~ひと夏の小さな恋~
入ると、とってもいいムードで、ちょっと緊張していた。

隣を見ると、優馬も緊張しているようだった。

私たちは席に座る。

観覧車や、ライトアップされたパーク内が、キラキラ輝いていて、とっても綺麗だった。

「乾杯しよっか。っていっても、お茶だけど。」

「ははっ、まだ未成年だしね。」

「かんぱーい!」

カチャンっと、お茶の入ったグラスが重なった。

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