雪の種




「あたしは………」




ん?


自分自身近づかない記憶の箱をあける。


月日をたどり、幸せな思い出と辛い思い出も不意に出てきた、あたしの生きた日々をあらわす。


たどり着いた先は……。



「あたしも…14、君と同じ」




「同い年か!!あ、なんて名前?」



忘れてた。


そういえば初対面じゃん。



「つ、翼。桜井翼」






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