3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「ヘルプデスクだったらプリンタとか、もう普通に対応するよ。

ま、会社の規模によるけどね」


 今日の対応を話した後、そんな風に聞いて嬉しくなった。



 やっぱり、自分で最後まで見ることも可能なんだ。



 もう、早く帰って勉強したくなってきてしまう。




 そして待ちに待ったお開き!!


 リナは二次会に行くらしいけど、私は断った。そこは、今日の私の目的じゃないから。



「俺も帰る」


 初谷さんも帰ると聞いて、他の女の子はガッカリしていた。確かに、今日のメンバーで一番カッコいいし。



「何線?」

 初谷さんに聞かれて答えたら、じゃぁ俺も、と言って同じ電車に乗り込んできた。


「どこで降りるんですか?」

「実句ちゃんと同じ駅」

「……はい?」
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