3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「実句さん、はい、これ」
そんな緊張した私をよそに、紅茶を蒸している大志くんがプリントされた紙を出してくる。
「なぁに?」
見ると、今勉強してるIT資格の受験要項だった。
前に見たことがあったけど、まだまだだと思ってちゃんとチェックしていない。
「それ、今月の十一日が締め切りです。申し込んじゃいましょうよ」
……今月の十一日? 今日って……。
私は携帯で日付を確認する。
「え!? あと三日後が締め切り!? え、無理だよそんな……」
まだ勉強始めたばかりなのに、無理無理!!!
必死に首を振る私に、大志くんがいつの間に入れたのか、ピーチティを出してくれた。