3番目の高度合成数。-年下のキミと-
翌日は予定通りリナとご飯。
いつものように仕事の愚痴か、合コンの結果報告かと思ったら、違っていた。
リナには結婚したい人がいるけど、十五歳も年上、さらにすでに振られた相手ということで迷っていた。
諦めた方がいいのかと悩みながら合コンに行ったりしてたらしい。
「その人とは付き合ってたんだけど、二年前に年齢が違いすぎるって振られたの。私もそう思って別れたんだけど」
リナが珍しく、溜め息交じりに息を吐く。
確かに会社に入った頃、結婚するつもりの人がいると言っていた。けど、聞く前に別れてしまって詳しく知らなかった。