3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「今日は飲み会だったんですか?」

「ううん、リナって言う同僚の子とご飯だったんだけど……」


 リナの話とか、会社の話とか、そんな他愛もない話をすると、大志くんはニコニコと楽しそうに相槌を打ってくれた。



 私は話してて楽しかったけど……。


「知らない話でつまんなくない?」


 そう聞くと、大志くんはちょこんと首を傾げる。


「どうして? もっと聞きたいくらいですけど?」


「もっと?」


「例えば今度の土日は何をするとか……何でもいいんです」



「土日……」



 私は夜空を見上げる。何かあった気がする……。



 ――あっ。


 一気に酔いが冷めた気がした。
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