3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 少しの間止まらずに笑い続けると、大志くんもつられたように笑い出した。



 ひとしきり笑いあって、バイバイする。





 部屋について、窓から大志くんに手を振った。


 その手を見て……、



 ちょっとだけ、洗いたくないかも。



 ――なんて。




「冗談冗談」



 手をゆっくり洗いながら、自然と笑みが零れてしまう。



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