3番目の高度合成数。-年下のキミと-
仕事が終わる時間になっても、朋くんからキャンセルの知らせはなかった。
明日来るとしても何時に来るか分からないから、今晩中に掃除しておかなくちゃ。
そう思って寄り道もせずに帰宅。
なんか、やけに面倒だな……。
どうにか掃除機をかけ終わった時、いつものように大志くんからメールがあった。
「もうこんな時間なんだ……」
やけに掃除に時間がかかってしまっていたらしい。
明日のために掃除してました、勉強はこれからする予定です、と返信する。
さて、と。
重たい体で、勉強のための本を開いた。
でも、どうも調子が出ない。
寝よう……。
私はフラフラとベッドに潜り込んだ。