3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 だって、このお店にアルバイトが必要とも思えないし……なんてマスターに失礼な話だけど、現に今日だって、他に一組しかお客さんいないし?


 私が誤魔化すように笑うと、大志くんは頬を膨らませた。

 男の子のこんな可愛い仕草、見たことないんですけど。



「僕はあれから、毎日実句さんが来るの心待ちにしてたんですよ?」


 腰に手を当てるエプロン姿が可愛い。



「お前、たった四日でそんなこと言ってたらストーカーだと思われるぞ?」

 横に来たマスターが呆れて笑うと、大志くんは大きな瞳をさらに大きく見開いて絶句した。
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