3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「罪作りな高校生よねぇ」
リナが大袈裟に首を振りながら言う。
確かに、大志くんに出会わなければ、私はボーっと朋くんの帰りを待っていたと思うけど……。
「私は、感謝してるよ」
やりたいことに向かう、きっかけを与えてくれたんだから。
「ふぅん……。ねぇ、実句?」
「ん?」
急に真面目な表情になったリナがピタリと私の目を捉えた。
「実句って、槙原さんのこと、好きだった?」
「え……?」
リナってば、何を言い出すんだろう。
目を丸くする私に、「なんかさ」とリナが続ける。
「なんか話聞いてると、あっちがどう思ってるとか、そういうのばっかりで、実句の気持ちが出てきてない気がするなーって」
リナの言葉に絶句してしまう。
確かに、そうかも知れない……。
リナが大袈裟に首を振りながら言う。
確かに、大志くんに出会わなければ、私はボーっと朋くんの帰りを待っていたと思うけど……。
「私は、感謝してるよ」
やりたいことに向かう、きっかけを与えてくれたんだから。
「ふぅん……。ねぇ、実句?」
「ん?」
急に真面目な表情になったリナがピタリと私の目を捉えた。
「実句って、槙原さんのこと、好きだった?」
「え……?」
リナってば、何を言い出すんだろう。
目を丸くする私に、「なんかさ」とリナが続ける。
「なんか話聞いてると、あっちがどう思ってるとか、そういうのばっかりで、実句の気持ちが出てきてない気がするなーって」
リナの言葉に絶句してしまう。
確かに、そうかも知れない……。