3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「さ、実句さん。後ろ、乗ってください」
大志くんが自転車の後ろをトントン、と叩いた。
じ、自転車……!
スカートなので、横向きに座ってみたけど、自転車で二人乗りなんて高校生のとき以来だよ!
「掴まってくださいね」
大志くんが言うので、遠慮なく片手を腰に回したけど……腰細ーっ!
「大志くん、細すぎ……」
ピタリ、と出発しようとした大志くんの足が止まる。
「実句さんは細い男、嫌い、ですか?」
「中肉中背が一番かなぁ。それに、あまりに細すぎると自分が凹む」
大志くんの横顔が笑ったのが分かった。
「実句さんは可愛いから、凹む必要100%ないです」
大志くんが自転車の後ろをトントン、と叩いた。
じ、自転車……!
スカートなので、横向きに座ってみたけど、自転車で二人乗りなんて高校生のとき以来だよ!
「掴まってくださいね」
大志くんが言うので、遠慮なく片手を腰に回したけど……腰細ーっ!
「大志くん、細すぎ……」
ピタリ、と出発しようとした大志くんの足が止まる。
「実句さんは細い男、嫌い、ですか?」
「中肉中背が一番かなぁ。それに、あまりに細すぎると自分が凹む」
大志くんの横顔が笑ったのが分かった。
「実句さんは可愛いから、凹む必要100%ないです」