3番目の高度合成数。-年下のキミと-

 お家に上がると、大志くんのおじさんも帰っていて笑顔で声を掛けてくれる。

「実句ちゃん!? 綺麗になって誰かと思ったよ」

「お久しぶりです。突然お邪魔して……」
「そんな挨拶いいからいいから! 早くこっちに座って」


 挨拶もそこそこに、強引におばさんに手を引かれると、後ろで大志くんが困ったように笑っていた。



 リビングに通されると、すでにテーブルには美味しそうな料理が並んでいる。肉じゃがとか、焼き魚とか久々の和食!



 私は早速夕飯を戴きながら、懐かしい顔ぶれとお喋りを楽しむ。
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