3番目の高度合成数。-年下のキミと-

 そんな私の答えを聞いて、大志くんがコクンと頷いた。


「ヘルプデスクもピンきりですけど、今の仕事の経験を生かして、できると思いますよ? もちろん、勉強も必要でしょうけど」


「無理だよ、今更……」


 私は首を振る。



「今更?」


 大志くんが怪訝な顔したので、私は朋くんにさっき言われたことを話した。



「……」


 話を聞いてるうちに、大志くんが表情が険しくなり始める。



 お……怒ってる……?


「ど、どうしたの?」


 思わず尋ねると、大志くんは目を瞑って頭を左右に振った。


「今更って何ですか?」

「え……?」
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