3番目の高度合成数。-年下のキミと-

・図書館デート?

「え~、なんで勉強なんてするの?」


 お昼休み、プチトマトを口に放り込む手を止めたリナが驚愕の表情を浮かべている。



「そんなに驚くこと……?」

「その内、結婚して仕事辞めるなら意味ないじゃん」


 結婚の言葉にちょっと周りが気になったけど、一応は具体的な表現を避けてくれてるのかな……と思うことにした。


「でも結婚なんていつするか分からないし………」


 どうにか否定しつつも、昨日やる気を起こしたばかりなのに、ちょっと弱気になってしまう自分が情けない……。


 リナはフォークを片手に、私の持ってきた本を見ると思い切り眉をしかめた。
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