3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「ちぇって何よ、ちぇって」

「だぁって、高校生じゃ友達紹介してもらっても結婚できないしぃ」

「……」


 何を期待してたんだか……。



 高校生がこんなの分かるのかしら、なんてブツブツ言いながらリナはまた本をめくっている。


「で、その子が教えてくれるの? どこで? 実句んち?」


「何でよ。明日、図書館で勉強だよ」

 私は呆れながら答える。


「図書館~? 色気なさすぎ」


 リナがケラケラ笑った。

 色気なんてなくて当たり前でしょっ。まったく、何考えてるんだか。



「でも図書館デートなんて、高校生っぽくていいかもねぇ」


 ……えっ?


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