∫hiRo 〜雨の向こうで僕が思うこと〜
けれど、シロは僕とオバアチャンの心配をよそに、お友達と楽しく時を過ごしていた。
僕とショコラがそうしているように……。
シロはお友達と 普通に交流する事ができたのだった。
僕は、
「何だ、今までシロには気の合うヒトがいなかっただけなんだな」
と分かり、とても安心した。
それからも時々そのお友達は、代わるがわる遊びに来るようになった。
みんなの家からこけは遠いみたいで、いつも“アッチャン”というヒトの車で来ていた。
泊まったりもした。
アッチャンはとても器用なヒトで、僕の小屋を一日で作ってくれた。
僕はその小屋がとても気に入った。