∫hiRo 〜雨の向こうで僕が思うこと〜
その後、シロは、ユウコサンを連れてとうとう散歩に出掛けて行った。
なぜか僕も連れていかれた。
僕たちはまた、土手に向かった。
シロとユウコサンは土手に並んで座った。
不器用なシロは何も言わず、川に小石を投げたりしていた。
そんなシロに僕は少し“イラッ”としながら、ユウコサンの隣に寝転がった。
変なトコに連れて来られちゃったなぁ……
僕はもう、眠ったフリをする事にした。