∫hiRo 〜雨の向こうで僕が思うこと〜
僕は寝床の小屋に戻った。
そして昨日シロが置いていってくれたお菓子を食べた。
今日はシロが来ないと思うと、寂しくて仕方なかった。
寂しくて、涙が出た。
悔しくて、涙が出た。
いつの間にか、シロは僕の毎日に欠かせない存在になっていた。
ご主人とは違う存在。
本当の友達。
シロに会いたい。
ひとりの時間は、とても長く感じられた。
シロは今、どこで何をしているのだろう……