好きのキモチ
俺は頑張って遥の前に行こうとするけど、そこは年齢差。
4歳と18歳だ。
身長の差もある。
すぐに抜かしてやる!!
と、意味分からない対抗心を遥に向けていた俺は、前にいる結生に気づかなかった
「あれ?春、おはよう!」
は!?
何でいんの!?
「はよ・・・」
内心驚きまくりだが、平静を装ってあいさつを返す
「あら。この子が春くん?結生の母です。仲良くしてあげてね」
結生の母だと言うこの人は、優しそうな印象だ
「おはようございます。三浦春といいます。結生さんとは先週から仲良くさせて頂いています。こっちは姉の三浦遥です」
「あら、礼儀正しいのね。えっと、遥さんね?よろしくね」
「あ、はい!よろしくお願いします」
「遥さんは、高校生よね?海生高校よね、あの。お母さんが忙しいのかな?」
あの ってやっぱ言われるんだな。
それは、海生学校がココら辺で1番頭がいいから。
遥がトップ校かよ・・・・
俺も将来は海生だけどな。