【X'mas】百合色をした薔薇の歯車/GIADOOLⅢ

1―1.過去


 思えば、彼女との出会いはいつだったのだろうか・・・。


 気がつけば、傍にいた・・・。


 それ以外に言いようがなかった・・・。


 お互いに戦争で両親を亡くし、なし崩し的に虎神孤児院にいれられ、軍事訓練を強制的に受けさせられた。


 お互いに気分屋で、思考や言葉に統一感がなく・・・。







 ・・・・・・・・そして・・・お互いによく、死にたがっていた・・・・・・・・・・・。





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