【X'mas】百合色をした薔薇の歯車/GIADOOLⅢ

「人工知能プロジェクトか・・・本当なのかな?」


 百合の質問。


「さあな?だけど、あの先輩たちのいうコトだから、何の根拠もなく、そんなことを言わないだろう・・・。」


 そんな言葉しか返せなかった。


 たった二歳しか歳が違わないはずなのに、はるか俺たちの上を行っているようなまるで神のような存在にすら見える、三人の先輩たち・・・。


 彼らがいうコトなんだから、まったくの根拠がない・・・いや、どちらかといえば本当のことなのだろう・・・。



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