【X'mas】百合色をした薔薇の歯車/GIADOOLⅢ

「馬鹿馬鹿しい・・・。」


 再度、口に出して強制的に思考回路を中断する。


 ポケットからタバコを取り出し火をつける。


 一息。


 ヒーターの温風に揺られ、紫煙が窓際に逃げていく・・・。


 キリトはそれをしばらく眺めながら、一度、人工知能システムの画面を閉じて、新しい画面を開く。


 プログラム言語が並べられている、このファイルの名前は・・・・・





 ・・・・・・・・・・『コンピューターウィルス』・・・・・・・・。




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