【X'mas】百合色をした薔薇の歯車/GIADOOLⅢ

「ほら、肩貸しなさい。」


 無理やり、舞鶴に肩を組まされた。


「え、おい?」


 さすがにそこまでしてもらう義理は・・・・・・・。


「私が見たのはポセイドンの爆発までよ。紅薔薇・・・あなたの言う百合さんが破壊されたところまでは見てないわ。」


 ・・・・・・・・それが答え。


「俺は敵だぞ。」


 再度、口にしてみる。


「コノ状況において、敵も味方もないでしょ?・・・行くわよ、戦場に!」


 言うと、キリトと舞鶴は肩を組み、歩き出した。


 どこか分からない・・・それでも、自分がいたはずの戦場に向かって・・・・。


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