蜜*恋~モデル様の恋愛事情~
「まじきもい」
私って痛い。
本当…痛い子だああ。
「すいま「恋くん」」
謝ろうとした時、男の人が恋くんの腕を掴んだ。
「あ、葛城さん」
「よく来てくれたね。…でモデルの子は?」
「こいつです。おい、蜜子、挨拶」
恋くんは私の腕を掴んで引き寄せた。
「あ、あの…『フェイク』でモデルやってます。山田蜜子です!今日はよろしくお願いします!」
「おぉ期待の新人ちゃんか。良い子見つけたじゃないか、連くん」
「いえ。そんなことは」
私……良い子なんだぁー…!!
しかも期待の新人なんか言われちゃって…。