蜜*恋~モデル様の恋愛事情~
「おい、くそアマ」
その声にビクッとした。
「…は、はい。なんでしょうか?」
「何なんだ、こいつら」
こいつらって…ひどいですよ。
あなたのファンですよ?
「えーと…ファンです、きっと」
「はぁ…暑苦しいからもうちょっと離れてくれない?」
恋くんは女の子達に言う。
だけど女の子達はしぶとい。
「まだいいじゃん。チャイム鳴ってないんだし」
「そうそう。仲良くなろうよ」
そういう問題じゃないと思うんだけどな…。