スタッカート
「御嬢がショゲて出て来るんじゃないかって、気になってあの場所離れられなかったんだよ」


「可愛いじゃない」


お守りを鞄から取り出した。


「コレのお陰で、ちゃんと演奏出来たからね」


『可愛くない』が、なんとなく気になってフォローしといた。


見え見えだったけど、それでも大地は微笑んだ。
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