スタッカート
「御嬢、R音専、受けない?」


片付けをしていると、大地がそんな提案をしてきた。


「R音専て、大地が受けるとこ?」


「そう。S芸は残念だったけどさ。俺はお前の音楽、良いと思うし。R音専で御嬢と組んでやるのも良いんじゃないかって今日感じたんだ」


「何だよお前、プロポーズ?」


真澄さんが車の方から叫ぶ。


「煩いな!」


言われて大地が真っ赤になる。
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