スタッカート
二、三分走って、私達はコーヒーショップに入った。


ウェーバーが率先して窓際の席を取る。


「買ってくる。何が良い?」


「…じゃあアールグレイのホットお願い」


言いながら小銭を渡す。


「奢ってやるよ」


「奢られるの嫌いなの」


「へぇ」


ウェーバーは小銭を受けとってカウンターへと向かった。
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