傷恋(キズコイ)
似た者同士!?
希望の大学に入学した私は、珍しく気の合う友達が出来た。
その友達の名前は神崎結衣。
私、柏木純と結衣は、たまたま講義で隣の席になったのがきっかけで仲良くなった。
派手な顔立ちに細身のスタイル。
私と共通する部分がある結衣は、周りの男子から送られる視線も意に介さず、真剣に講義に耳を傾けていた。
遊んでる風に見えるけど、案外真面目な子なのかな?
それが私の結衣に対する第一印象だった。
頬杖をつく、左手の薬指には銀のリングが光っている。
それはごく最近のものなのか、教室の大して明るくもない照明にもキラキラと輝いていた。
カレシ持ちか…。
これだけキレイな子だもん。
カレシがいてもおかしくない。
じゃあ、友達になれないかもな…。
私はカレシのいる子や、カレシが出来た子とは極力親しくならないようにしていたから。
その理由は、多分私ではなくて、相手側の方に問題がある…んだと思う。
自分で言うのも反感を買うけれど、私はなかなかの美人だ。
道を歩いていれば振り返られるのは日常茶飯事。
スカウトだってしょっちゅう。
そんな私に友人がカレシを紹介してくれた事が幾度かあった。
その友達の名前は神崎結衣。
私、柏木純と結衣は、たまたま講義で隣の席になったのがきっかけで仲良くなった。
派手な顔立ちに細身のスタイル。
私と共通する部分がある結衣は、周りの男子から送られる視線も意に介さず、真剣に講義に耳を傾けていた。
遊んでる風に見えるけど、案外真面目な子なのかな?
それが私の結衣に対する第一印象だった。
頬杖をつく、左手の薬指には銀のリングが光っている。
それはごく最近のものなのか、教室の大して明るくもない照明にもキラキラと輝いていた。
カレシ持ちか…。
これだけキレイな子だもん。
カレシがいてもおかしくない。
じゃあ、友達になれないかもな…。
私はカレシのいる子や、カレシが出来た子とは極力親しくならないようにしていたから。
その理由は、多分私ではなくて、相手側の方に問題がある…んだと思う。
自分で言うのも反感を買うけれど、私はなかなかの美人だ。
道を歩いていれば振り返られるのは日常茶飯事。
スカウトだってしょっちゅう。
そんな私に友人がカレシを紹介してくれた事が幾度かあった。