最先端クローン技術

「いいの?」

ファミレスを出て肩を並べて歩く俺達。


「いいよ。元々付き合う気なんてないから。」



歩きながら自然を装い歩幅を合わせる。


「なに言ってんの?あんた告白されたの?」


立ち止まり首を傾げる圭。


「え?そのことじゃねーの?」

同じく立ち止まるおれ。

「お会計。女に払わせるなん最悪。」


なんだ。

少しすねながら俺は呟いた。


「誘ってきたのは向こう。だから金はあっち。」


口笛を吹く俺には、呆れた視線が送られる。


「そう言えばなんでいたの?」


歩き出す圭を追う。


「なんとなく。」

「通りかかった…とか?」


そんなとこ。と曖昧に言い、圭は歩く速度を速めた。
< 28 / 28 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

囁きと蜜
水陰/著

総文字数/1,534

恋愛(純愛)4ページ

表紙を見る
わたがし
水陰/著

総文字数/1,613

ファンタジー6ページ

表紙を見る
黒の双剣、白き犬
水陰/著

総文字数/591

ファンタジー2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop