先生のお望みのまま

次の駅で降りた私達はとりあえずベンチに座った。



「で、どうする?」


なんとゴクセン、話をふってきました。私に聞かれましても〜。



「と、と、とりあえずもう2度とやらないでくれればいいですぅ。」



私の言葉に、壊れたかのようにガクガク力一杯頷く痴漢さん。
この様子なら一生やる気にならないだろうな…。



ゴクセンも納得したのか、手を離す。
「ただし、こいつには謝ってもらおうか…」


その言葉に電光石火で謝ってきた。



あまりの必死さに2人共苦笑する程…。

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