先生のお望みのまま

次に滑り込んできた電車に2人一緒に乗り込んだ。



「ありがとう。ゴクセン。助かった〜。」
気がゆるんでいつも以上に抜けた声が出たけど、先生はフッと笑っただけだった。ちょっといつもより優しい顔で。



ふと気づくと、私は壁側にさりげなく寄せられ、頭上についてるゴクセンの腕でさっきより楽な空間ができていた。


あれ?かばわれてる?



そう気づくとメッチャ恥ずかしくて顔が赤くなっていく。



う、上が向けない…

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